かっこいいが人生の中心

 虫の鳴き声が自分にしかわからないリズムで耳を通り抜ける夜、小さなパソコンの前で大きな望みを膨らましている。

 ただかっこよくなって人生をもっと楽しみたい。ずっとそう思っている。ただそう思っていただけの今までの過去から前に進んで、世界の全員を見返してやる。そのための一つとしてこれを始めた。きっとここに多くのことを刻んでいくだろう。それはまだまだ未熟な自分やこれを読む皆さんに今を生き抜く覚悟や知識をもたらすものにしたいな。

 僕は小学校の時から人に見られているという思い込みが強かったと思う。これをこうしたら人にこう思われて恥ずかしい。例えば、体育の時間、自分が部活でしているスポーツを行うとなったとき、自分がお手本にさせられるかもしれないという恐怖で気が気ではなかった。お手本に見せて失敗してみんなに下手くそと思われたらどうしよう。そう思うと失敗のイメージが頭から離れず次第に身体が震え、身体の関節が言うことを聞かなくなり縮こまっていた。まるで水泳をした後の濡れた身体に冷たい風が吹き付けるようだった。きっと心の中では自分を大きくみせたい、注目を浴びたい、認められたいと思っていたのに。チーズインハンバーグ、中にドロドロの承認欲求がありながら、外ではビビりな恐怖心が包み込んでいた。そんな自分だから小学、中学、高校ではどうしようもない後悔と自分が活躍している妄想が多かったと思う。妄想の中の無敵な自分と現実でのギャップに心が痛くなるのだった。そしてなぜか周りに「いつか見てろよ」という訳のわからない復讐心があったのだ。友達の前ではこの心の中にある承認欲求をあふれ出させ「俺はこれからこうするぜ」とでかい口をたたき、いざ言ったことを実行しようとすると傷つく事や期待外れな存在になる恐れから何もしてなかったのだ。そしてまわりにいいわけを作り、周りが悪い、もっとこうだったらうまくいっていたと外の世界を恨んでいるのだった。情けない自分だけど一つだけ良かったなと思える点がある。それは、努力をする素晴らしさ、努力する楽しさを知っている点だった。

 一人で誰にも知られず何かに向けて努力をしているときは一番妄想の世界に入り込めた。こうやって頑張ることのよっていつかみんなの前で活躍し認めてもらう事を妄想しただけでニコニコになれていた。まあ結局みんなの前では失敗する恐怖で何も成果を収めることは出来なかったけど(笑)。そうやって毎日を過ごす内に、心の中にある注目されたい、認められたいという思いが広がり続け恐怖心では抑えきれなくなっていった。なんて言うか、妄想を現実にするために人知れず努力することで入ることが出来る妄想の世界に入りたいがために身体を動かすことを止めれなくなっていた。何かのために努力することで良かったことは、結果ではなく失敗しても頑張ったし楽しかったからいっかという気持ちになれた事だと思う。そうやって次第に現実を受け止める強さがついてきたんだと思う。

 そして今。僕はかっこよくなって注目を浴びたい、認められたい、モテたいという思いが何をしても抑えられなくなり、いても立ってもいられなったのである。今の自分が思うかっこいいは、周りの人を幸せに出来る人だと思っている。周りの人と自分をすっごく幸せにできる、そんな人間になりたい。その実現のために今できることを精一杯記していこうと思う。これを通して、これを読んでくれた人や世界の人を元気づけれたらいいな!みんなが自分を通してより良い人生を歩んでくれたら最高だな!

大好きな愛犬


みんながほんとに少しでも元気になれたらいいな。